GMEB-1 (Glucocorticoid modulatory element-binding protein 1)は、PIF p96 (Parvovirus initiation factor p96)としても知られ、SANDドメインを1つ持つ573アミノ酸のタンパク質で、コンビナトリアル転写調節因子KDWKファミリーのメンバーである。細胞質と核の両方に局在し、GMEB-1はGMEB-2(Glucocorticoid modulatory element-binding protein 2)とヘテロ二量体を形成し、GMEB-2と結合するとパルボウイルスのDNA複製に重要な役割を果たす。さらに、GMEB-1は単独で、TAT(チロシンアミノトランスフェラーゼ)プロモーター中のグルココルチコイド調節エレメント(GME)に結合することにより、グルココルチコイド濃度に対する細胞内感受性を高めるトランス作用因子として機能する。GMEB-1はまた、イニシエータープロカスパーゼと相互作用し、この相互作用を介してカスパーゼ誘導アポトーシスを阻害することができる。選択的スプライシングにより、GMEB-1は2つのアイソフォームとして発現している。
注文情報
製品名 | カタログ # | 単位 | 価格 | 数量 | お気に入り | |
GMEB-1 抗体 (LL-18) | sc-100753 | 100 µg/ml | RMB2504.00 |