転写因子のBrnファミリーは、ニューロンの高度に限定されたサブセットに存在し、中枢神経系の初期胚発生に重要である。Brn-1とBrn-2はクラスIIIのPOUドメインタンパク質である。Brn-1とBrn-2は、前脳の発生過程で発現され、ほとんどのII-V層皮質ニューロンで共発現し、皮質ニューロンの放射状移動の開始を決定的に制御しているようである。Brn-2は平滑筋細胞の発生と分化に関与していると考えられている。Brn-3はクラスIVのPOUドメインタンパク質である。3種類のBrn-3タンパク質が報告されており、Brn-3a、Brn-3b、Brn-3cと命名されている。Brn-3aは、アミノ末端とカルボキシ末端に1つずつ、2つの機能的なトランス活性化ドメインを持っている。Brn-3aとBrn-3cが転写を刺激するのに対して、Brn-3bは一般に転写抑制因子として機能する。しかしながら、Brn-3aではなくBrn-3bがアセチルコリン受容体の発現を制御することが示されている。
注文情報
製品名 | カタログ # | 単位 | 価格 | 数量 | お気に入り | |
Brn-2/BRN2/POU3F2 抗体 (ZD-12) | sc-81981 | 100 µg/ml | RMB2504.00 |